創作トランプゲーム「イクスペクト」
「イクスペクト」という名前のトランプゲームを考えました。
黒色のカードを使う人と赤色のカードを使う人に分かれて、先に黒色のカードを使う人は「攻め」役としてカードを伏せて出した後赤色のカードを使う人が「予想」役として、出されたカードを予想し、場に出たカードの数の差を競う2人用のゲームです。「攻め」役と「予想」役は1ターン毎に交代。すべてのトランプカードがなくなった時点で数の差による点数が少ない方の勝ちとなります。
このゲームで使うトランプカードの役割は、
数字のカード(2~10のカード)・・・上の図のように数の差を決めるためのカード
文字のカード(J,Q,K,A,JOKER)・・・数字のカードを補佐する役割をもつカード
J・・・数の差を2倍にする
A・・・数の差を3倍にする
Q・・・数の差の2倍の点数を自分の得点から減らす。0点を下回ることはできない。
K・・・数の差の3倍の点数を自分の得点から減らす。0点を下回ることはできない。
JOKER・・・数の差に10点加えた数を予想役に入れる
このゲームでは一度に出せるカードは最大2枚まで。2枚とも数字のカードや文字のカードを出すことはできない。
数字のカードは1枚単独で出すことができるが、文字のカードは1枚単独で出すことはできない。
予想役も文字のカードを出すことができ、攻め役と予想役の出した文字のカードが同じであった場合、そのカードは打ち消しあって効果がなくなる。
ただし同じ種類のカードだが違う文字のカード同士(AとJ、QとK)の場合は、直後の図のようになる。
例えば上の図の場合は、攻め役は3と数の差を2倍にするJの2枚なので、3×2=6・・・(a)
予想役は7と数の差を3倍にするAの2枚なので、7×3=21・・・(b)
(a)と(b)の差は、21-6=15。2で割って7点(小数点以下切り捨て)
よって予想役に7点入る。
このゲームでは黒色のカードを使う人と赤色のカードを使う人の、攻め役と予想役のときに使うカードが決まっている。
黒が攻め役の時・・・スペード
黒が予想役の時・・・クローバー
赤が攻め役の時・・・ハート
赤が予想役の時・・・ダイヤ
JOKERは攻め役、予想役のどちらのときでも使うことができる。(使用するトランプにJOKERが2枚ある場合、それぞれ1枚ずつ持つこととする。1枚しかJOKERがない場合、JOKERは使わない。)
もし上記のように正しくカードを使えていなかった場合(例:黒が攻め役の時スペードを使うはずが、誤ってクローバーを攻め役のカードとして使ってしまった)、自分の点数の半分の点を自分の点数に加える(小数点以下切り捨て)
文字のカードを最後のターンで使った場合、
JOKER以外のカードなら5点、
JOKERなら数の差に10を足した数を、自分の点数に加える。
全てのカードは文字のカードも含め最後のターンまでに使い切らなければならない。使い切れなかった場合、
手元に残ったカード1枚につき5点、自分の点数に加える
勝負が終了する前に使い切ることが出来ないと分かって、使い切ることが出来ないと申告した場合、
勝負終了時点で手元に残ったカード1枚につき2点、自分の点数に加える
これからの戦略のために、それまで場にあったカードを調べることは攻め役予想役どちらの時でもできる。
持ち時間・制限時間は特に定めない。
頭の中だけで考えると大変なので、紙とペンを使って点数の変動を記録した方がいい。